福岡県大牟田市で遺品整理・生前整理・空き家片付けを行っているアークサービスです。
今回は大牟田市の一軒家で、キッチンの遺品整理だけで2トントラックいっぱいになった事例を紹介します。
キッチンは重量物が多い!(お皿とかビンとか)
重量オーバーなのか、帰りの道中はトラックがフラフラ。冷や汗をかきながら帰った思い出の現場です。それではどうぞ。
ご相談内容
「そちらはゴミゴミした家の遺品整理もやっていただけるんですか?」
「母がなくなって一人でコツコツ時間をかけてやっていたんですけど、台所は自分では無理っぽいです」
「とにかく物が多いんです。瓶には梅干しとか正体不明のものとかもそのまま残ってますし、食器なんかも棚いっぱいにあるんですよ」
「床にも瓶やら何やら転がっていて、歩きづらいんですが大丈夫ですか?」
そうお問い合わせいただいたのは40代の男性。問題ないことをお伝えすると、「見積もりをお願いしたいです。多分実際に見ていただかないとわからない量だと思います」とのことで、ご希望の日にお見積りに伺うことになりました。
お見積り
お見積りで大牟田市に向かったところ、現場はとても古い一軒家でした。築50年以上は経っているでしょうか。外回りは比較的きれいでした。おそらく、依頼主様が手を加えておられたのでしょう。
「あ~すみません。遠いところ。汚いですが見てやってください」と依頼主様。
挨拶を済ませたところでさっそく中を拝見。中は以下のような状態でした。
ご覧いただくとわかるように、家の中は故人様が生前暮らしていた時のままになっていました。また、依頼主様がおっしゃっていたように、中身の入った瓶や大量の食器、さらには一人暮らしでは到底使わない量の調理器具も所狭しとおいてあります。
一番驚いたのは高さ80cmはあろうと思われる銅瓶(写真撮っておけばよかった)。漬物なんかをつける昔ながらのあれです。空っぽとはいえ男性一人では抱えきれない重量でした。
確かにこの量を一人で片付けるのは難しそうです。
「すごいでしょ?奥の方とかもうなにがあるのかわかりません」
「他の部屋はできる範囲で片付けたんですけど、ここはもう最初から諦めていました(笑)」
とのこと。この状況では英断でしょう。
予想される総量から適切な料金をご提示すると、「はい、お願いします。もともとそちらにお願いしようと思っていましたので」とうれしいお言葉をいただき、正式にご契約となったのでした。依頼主様のご都合により4日後に遺品整理開始です。
作業内容
作業には依頼主様も立ち会っていただくことになっていました。そのほとんどが回収予定であっても、遺品整理ではやはり確認しながら行ったほうが満足度は高いです。
意外な思い出の品なんかも出てきますよね。
さて、実際の作業ですが、とにかく中身の入った瓶が多いので、流せるものは流しながらの作業になりました。古いお酒も大量に出てきます。これらを割れたときに飛散しないよう「土嚢袋」につめて搬出します。
その他、昭和の匂いがする家電。20年前の菓子。16年前の調味料など、物珍しいものもでてきます。もちろん使うことはできませんの処分です。
ここには水屋が3棹ありましたが、捨てることが苦手な方だったのでしょう。すべての棚にびっしりと食器類が並べてありました。これらをまとめ上げて搬出。
この時点で2トントラック半分くらいでしたが、すでにタイヤが凹み始めています。
最終的に不要な家具なども解体撤去。2トントラック2台分の遺品を回収させていただきました。
ここでは古いものが多く、買取対象になるものがなかったのが残念です。しかし、依頼主様はとても喜んでいただけたようで、
「失礼ながらここまで丁寧にしっかりやってくださるとは思っていませんでした」
「掃除もしていただきありがとうございました!」
とありがたい言葉をいただけたのでした。ちなみに、
「あとは自分でやろうと思っていますが、心が折れたらまたお願いするかもしれません(笑)」
とのことで、またお会いする機会を楽しみにしているところです。
今ここを見てくださっているあなたも、遺品整理に心が折れそうなときは、ぜひ弊社までご相談ください。料金のご説明のみや、アドバイスのみでも誠実に対応させていただきます。