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福岡県春日市にて遺品整理のご依頼(笑顔の家族写真編)

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福岡県春日市の遺品整理業者アークサービスです。

先日、春日市でいただいた遺品整理のご依頼では、「家族」というものについて考えさせられた現場でした。どのような現場だったのかご覧ください。

ご相談内容

このときの相談はお電話でいただきました。遺品整理のご相談では、ときに非常に話しにくい内容の場合もあります。このときの依頼主様もそうでした。声は小さく、緊張からか話がとぎれとぎれでした。

「ボロボロの部屋でも遺品整理していただけますか?」

「場所は春日市にある古いアパートなんですが、今月中に引き払いたいのでできれば早めにお願いしたいです」

「いくらくらい掛かるものでしょうか?」

ボロボロの部屋とのことでしたが、遺品整理では長年暮らしていたケースが多いので特段珍しくはありません。全く問題ない旨をお伝えし、部屋を見せていただくことになりました。

お見積り

現場は普通自動車がやっと1台通れる細い路地の奥にありました。外観はまさに昭和のアパートという感じで、外階段の塗装はハゲ、かなり老朽化していました。

駐車場にはすでに依頼主様と思われる50代の女性が到着されておりご挨拶。そして、

「今日はありがとうございます」

「私は入りたくありませんので見てきてもらっていいですか?」

「たぶん残すものもありませんので全部片付けていただくことを前提にお見積りをしてください」

とのこと。

部屋の前まで来ると共用部分にも故人の遺品と思われる釣り竿、水槽、バケツなどが置いてあります。鉄扉のドアノブを回すと「キー」と耳障りな音がします。

玄関は靴が散乱。廊下には服が山積みにされています。その奥の部屋を見てみると以下のような状態でした。

長年暮らしていたがほとんど掃除をしてこなかったのでしょう。大量のホコリが堆積。押入れの扉も外枠のみ残っており、襖紙はボロボロです。

もっとも懸念があったのが畳です。腐敗しており歩くとフワフワします。これを隠すためにカーペットが3重に敷いてありました。

確かにボロボロですが、男性の一人暮らしということで遺品の総量としては2t車1台分というところ。

依頼主様のもとに戻り適切な料金を提示させていただくと、「・・・はい。これでお願いします」とご契約をいただけました。

ここで堰を切ったように今回遺品整理をお願いするまでの経緯を話しだされました。

「ここに住んでいたのは長年別居していた主人なんです」

「主人はひどい椎間板ヘルニアを患っていまして、それこそ薬がないと普段の生活もできないくらいでした」

「最初はそれで仕事もなんとかこなしていたんですけど、時間がたつに連れ、薬の効果より痛みのほうがひどくなってきまして、、、。それで仕事を解雇されたんです」

「それが原因で当時は本当に荒れていました。その後いろいろありまして、、、別居したんです。それがもう20年ほど前の話です」

「別居後はほとんど合うこともありませんでしたが、まさかこんな状態で暮らしていたとは知りませんでした」

「戸籍上は家族ですので私が遺品の処理をしないといけないのですが、あまりにもひどい状態なのでお願いした次第です」

腰の痛みに耐えながら、それでも生活しなければならず仕事をしていた故人。片付けや掃除もままならず、ボロボロの部屋で一人生活されていたのでしょう。

そのことに対する後ろめたさも、話している依頼主様の表情から伺えます。離婚ではなく別居というところも、当時複雑が事情があったのであろうと想像に固くありません。

しかし、溜め込んでいたものを吐き出したせいか、話の後はどこか表情が柔らかくなったように見えました。

依頼主様のご希望は、おそらく残すものはないだろうということで全撤去。作業は5日後に開始することになりました。

作業内容

今回は上記の事情から立ち会いはなし。鍵をお預かりしすべて弊社に任せていただくことになりました。

残すものはないだろうとのことでしたが、貴重品などの捜索を行いながら作業を進めていきます。不用品をまとめ上げ、タンスや押入れも捜索していきます。

タンスの引き出しから1枚の写真が裸のまま出てきました。変色したその写真には、家族3人が幸せそうな笑顔で写っています。

写真の中の男の子はおそらく故人の息子さん。お父さんの膝の上で満面の笑みを浮かべながら両手でピースをしています。

この幸せそうな写真と、現在のボロボロの部屋との落差が、私をいたたまれない気持ちにさせました。

事情により別居していたとのことでしたが、故人にとって別居は不本意なものだったのかもしれません。まだ家族を愛していた証拠がこの写真だったように思えます。

作業完了後、依頼主様に貴重品(800円程度の小銭)をお渡しします。同時に、「このようなものも発見できましたがいかが致しますか?」と家族写真をお見せしました。

「・・・こんなもの持っていたんですね」

そういいながら受け取ると、写真を胸に抱えながら、

「見つけてくれてありがとうございました。これは大切に持っておきます」

と言っていただけたのでした。

離婚や別居していたという事例の場合は、思い出の品は見たくないということですべて処分を希望する方が多いなか、受け取っていただけたことに少々驚きました。

もしかすると、依頼主様にとっても、故人との別居は不本意なものだったのかもしれません。お互いちょっとしたすれ違いが重なり、別居という結論に至ってしまったのではないか、そう思います。

最後に依頼主様とご挨拶をし、現場を離れていくときも、トラックが見えなくなるまで見送っていただき、今回の遺品整理は終わりました。

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