福岡県柳川市で遺品整理・生前整理を行っているアークサービスです。
遺品整理では思い出の品がたくさんでてきます。でもすべて残すことはできませんよね。そんなときどうしてますか?
弊社では、残すことができないけど大切な思い出の品は「写真に収める」ことをおすすめしています。
あとで見返すことができるというのが建前ですが、本当の狙いは手放す決心がつき、遺品整理をスムーズに進めることができるからです。
今回の依頼主様も、大切な遺品を写真に撮ることで遺品整理を楽しんでいただけました。
ご相談内容
お問い合わせはお電話でいただきましたが、話しながら興奮していく依頼主様に少々驚いてしまいました。
「急ぎというわけではないですが、遺品整理のお手伝いをしていただきたいのです」
「主人に言われて遺品整理をしていて、、、でもまったく進まないんです」
「父や母の遺品を整理するのは私にとって辛いことなんです。それをわかってもらえません!」
「ただ、たしかにそのせいで散らかっているので、私としてもなんとかしたい気持ちはあります」
「こういうのってどうしたらいいでしょうか?」
「私のような人って他にもいらっしゃいますか?」
「どんな感じでやっていただけるんですか?」
「ちゃんと見たいので時間がかかりそうなんですけどいいですか?」
と最後の方は質問攻めでした。
ただ、遺品整理がはじめての方にとって、どのように作業が進んでいくのかは不安な点でもあります。その気持もよくわかりますので、次のように回答いたしました。
- 一点一点確認しながら進めていくこと
- お客様のペースで進めていくこと
- 時間がかかっても納得していただくことのほうが大切であること
- お客様のように遺品整理が進まない方はとても多いこと
をお伝えしました。すると、
「そうなんですね。なんだかホッとしました」
と、安心していただけたようです。
「それならお見積してもらえますか?」
「私から見るとそこまで多くはないと思うのですが・・・」
とのことで、後日お見積りに伺うことになったのでした。
遺品整理見積もり
お約束の日時に伺うと、そこは立派な分譲マンションでした。エントランスから通路に至るまで広々としており、とても高級そうです。
現場はそこの3階。インターフォンを押し依頼主様とご挨拶。
「汚いですけどどうぞ」
中を確認すると、汚いとのことでしたがそんなことはなく、広々としたいいお部屋です。
しかし、「ここに遺品を詰め込んでいます」と案内された部屋には、ダンボールが山積み!その他にも、使ってない家具やお子さんの道具類も詰め込んであるようでした。
「ここに入りきれないのもあって、そんなのを押入れの奥の方にしまいこんでいます」
「こんな状態ですから、何がどこにあるのかわかりません。3年以上放置してたので・・・」
「なのでできれば一個ずつ確認しながらやりたいです」
「ついでに不用品も処分してもらえると助かります」
とのことでした。量はたしかに多いですが、問題なく対応可能です。
何がどこにあるのか、どの程度整理するものが出てくるのか決定していませんが、これまでの経験から予想される総量でお見積りを行いました。
「わかりました。今日中に主人に相談して、明日にお返事という形でもいいですか?」
もちろん大丈夫なことをお伝えし帰社しました。次の日にはお約束どおりご連絡をいただき、正式にご契約となったのでした。
実際の遺品整理
作業当日。
まずは物置になっている部屋の遺品整理からはじめていきます。ダンボールを一つずつ開け、中の遺品を取り出しながら残すもの、処分するものをお聞きしながら整理していきます。
が、「これは捨てられないです」「これも、、残しておきます」とほとんどの遺品を残そうとされます。
お気持ちはよくわかりますが、これではまったく片付きません。このままでは弊社を利用していただいた意味がないと思いました。
そこで、「絶対に残したいものだけ残して、ちょっとでも迷うものがあれば写真に写しましょうか?これならいつでも見返すことができますよ」とご提案。
「あ~、それならできそうかも」
と提案を受け入れていただきました。そこから遺品整理は加速しました。
仕分けは弊社で行い、後ろで依頼主様がカメラを持ってスタンバイ。
「これはどうしますか?」との問いに、「処分します」「残します」「写真撮ります」の3択で進められました。
場合によっては2日かかるかも、っと考えていましたが、そんなことはなく、押し入れに入るだけの遺品を残し、一部屋まるまる開けることができたのです。
これには依頼主さまも喜んでいただけました。
「こんなに早くできるとは思いませんでした。絶対捨てられないだろうなと思っていたので」
「ちょっとしたこと(写真撮影)でできるようになるんですね」
「主人にも胸を張れます」
とお礼の言葉をいただき、今回の遺品整理は完了しました。
遺品を捨てることに抵抗があるのは仕方がありません。でも、写真に残すことで、その罪悪感を減らすことができます。
これから一人で遺品整理をしないといけない方にも有効な手段ですので、ぜひ試してみてください。
人手が足りない、時間がないといった場合には、弊社の利用もご検討ください。(宣伝)