古賀市で遺品整理を行っているアークサービスです。
遺品整理はご遺族の方が依頼されます。しかし、長年会っていないと家族の部屋がどうなっているかわかりません。
今回は部屋を見て驚きのあまり動けなくなったという依頼者さまの事例を紹介したいと思います。
ご相談内容
このときはお電話でご相談をいただきました。
「姉が亡くなって私が後片付けをすることになったのですが、、、ちょっとどうしていいのかわからない状況でして、、、」
「本当にひどい状況なんです。そんな部屋でも対応できますか?」
と非常に小さな声でのお問い合わせでした。
(これはゴミ屋敷状態だな・・・)
相談者様の声が小さいのはなぜかすぐに分かりました。確かに頼みにくい依頼だと思います。それに弊社のような業者を利用するのが初めての方がほとんどですので、どんな人が来るのか不安ですよね。
どんな状態でも大丈夫なこと、まずは現状を確認させてほしいことをお伝えし、お見積りに伺うことになりました。
お見積り
現場は単身者用のアパートの一室。依頼主様はすでに到着されており、ここでご挨拶。鍵を開けてもらい一緒に中へ。
すると予想通り部屋は玄関からゴミが散乱しており、なかなかの汚部屋状態です。(以下その時の様子)
「姉が事故で死んでしまって部屋を確認しに来たらこの状態で・・・」
「長いこと会ってなかったですし、部屋に入るのも初めてでした」
「見た瞬間どうしていいかわからず動けなかったんですよね(笑)」
「こんな状態で暮らしていたなんて思ってもみなかったです」
と肩を落としてありました。話しているうちに安心していただけたのか、声も大きく、笑顔も少し見えてきました。
現場の話に戻すと、確かにパッと見のインパクトがありますが、家財もゴミ自体も少ないほうです。飲み残しの缶が多かったですが、なれた私どもには比較的簡単な現場でした。
1日で十分に綺麗にできることをお伝えすると、「じゃあぜひ!」とご契約いただけたのでした。
作業内容
作業日は依頼主様の次の休みの日。共同で整理することになっています。
依頼主様にはごみ処理ではなく、クローゼットなどを見てもらい、残すものがあるかを確認していただきます。
弊社はごみの分別・搬出・飲み残しの処理を順次行います。また、ゴミの下から必要と思われるものも出てきますので、そのたびに確認してもらいながらすすめていきました。
写真は殆どありませんでしたが、故人様とその友人が写ったプリクラが3枚ほど出てきました。
「これは残しておきます。お母さんに見せたいので」
と残すことに。
このような現場でもしっかりと整理・捜索することで思い出となる品は出てきます。いかに手抜きせず仕事に向き合うかでお客様の満足度が違ってくることを痛感します。
テレビや冷蔵庫などの家電は処分。最終的に残すこのになったのは、一部の衣類、バッグ、プリクラ3枚、貴重品(現金・通帳・印鑑)のみです。
アパート自体まだ新しかったこともあり、1時間程度のお掃除でピカピカに。みるみるきれいになっていく部屋に驚き、そして喜んでいただけたのでした。
「今日は本当にありがとうございました」
「もっと時間がかかると思っていましたが、お願いしたらこんなにかんたんに終わるんですね」
「私じゃ無理です(笑)」
ととてもいい笑顔で御礼の言葉をいただき、今回の遺品整理は終わりです。依頼主様の肩の荷が下りた表情を見ることができ、とても有意義な現場でした。
弊社は遺品整理を通じて心の負担を取り除くことができます。古賀市で遺品整理をお考えであればぜひお問い合わせください。