ここでは福岡市内にお住まいの方で、遺品整理費用を節約したい方を対象にしています。
本当は遺品整理は業者に全て任せたいけど、「ぶっちゃけお金に余裕がない!」「自分たちでできることはしたい!」という方にご覧頂きたいページです。
※時間に余裕がある方、車をお持ちの方が対象です。
遺品整理費用を節約するには?
結論から申し上げると、遺品整理にかかる費用を節約するには、すべて「自分でやる!」しかありません。
裏技的な方法を期待した方はがっかりしますよね。でも、そんな裏技的な方法はなく、遺品整理費用を節約するには、この方法しかないんです(汗)。
しかし、非常に手間ではありますが、自分でやってしまえば業者を利用する料金の1/3程度で遺品整理が可能です。
遺品整理では膨大な量の不用品がでてきます。
遺品整理業者はこの膨大な遺品を「仕分け」「分別」「捜索(貴重品)」「袋詰」「搬出」「回収」し、「清掃」までするわけですので、それなりの料金がかかります。
これをすべて自分でやってしまおう!というわけですね。
遺品整理費用を節約するコツ
ただ、闇雲に遺品整理をはじめても節約はできません。極限まで節約するには、安価に不用品を処分できるサービス、無料回収が可能な業者を利用することが大事なんですね。
でも、「どこを使えばええのん?」という方がほとんどだと思いますので、福岡市内で絶対に利用したい施設・業者を以下にまとめてみました。
遺品整理費用を節約できる施設・業者
クリーンセンターを利用する

福岡市HP参照
絶対に利用したいのが、福岡市が運営するクリーンセンターです。クリーンセンターとは、福岡市内で出たゴミを焼却処分してくれる「最終処分場」のことになります。
この最終処分場に自分で持ち込めば安価に遺品を処分することができます。ちなみに自分で持ち込むことを「自己搬入」といいいます。
遺品整理では残すものも出てきますが、ほとんどの遺品(9割以上)は処分することになりますので、利用価値の高い施設です。
クリーンセンターでは施設ごとに受け入れ可能なゴミの種類が決まっています。以下に一覧にしたので、遺品整理ででる不用品の種類によって利用する施設を決めてください。
名称 | 所在地 | 燃えるゴミ | 燃えないゴミ | 備考 |
西部工場 西部資源化センター |
福岡市西区拾六町1191 | ○ | ○ | 金属ゴミの受け入れ可能 |
東部工場 東部資源化センター |
福岡市東区蒲田5丁目11-1 | ○ | ○ | 金属ゴミの受け入れ可能 |
西部埋立場 | 福岡市西区今津4439 | × | ○ | 陶器・ガラス専門 |
東部埋立場 | 糟屋郡久山町山田1431-1 | × | ○ | 陶器・ガラス専門 |
緑のリサイクルセンター | 福岡市東区蒲田5丁目11-2 | ○ | × | 剪定ゴミ |
クリーンセンターを利用する際には、必ず「予約」が必要です。自己搬入ごみ事前受付センターから予約をしておきましょう。
予約の際に何を持ち込むのか聞かれますので、持ち込むゴミの種類を正確に伝えてください。受付のお姉さんが最適な施設を案内してくれます。
- いずれの施設も、受け入れ時間は月曜~土曜の8:30~16:00まで。
- 10kg140円で処理してくれる
例えば、1t持ち込んだとしても14,000円!超お得です!
ちなみに、施設内では係の方が最初から最後まで誘導してくれます。何も心配せず利用してみてください。
利用時の注意点としては、不用品を載せた車ごと計量し、重量(料金)を算出するので、車をお持ちの方しか利用できません。自家用車を使うか、レンタカーを利用してください。
その他の注意点として、
ポイント
- ゴミの種類によっては1日に持ち込める数量が決められている
- 大きすぎるものは解体・切断する必要がある(畳は半分に切断するなど)
- 箪笥についている鏡は外しておく
- 中身が入ったものは受け入れ不可(残った調味料や飲み残しのペットボトルなど)
このようなことに注意しないといけません。なので分別は福岡市のルールに従って、手抜きせずやっておかないといけないわけです。
ちなみに違反したものを持ち込んだ場合、せっかく運んできたのにそのまま持って帰らされます。二度手間にならないよう、しっかりと分別しておいてくださいね。
受け入れできないゴミもある
とても便利なクリーンセンターですが、以下の品目は持ち込むことができません。
家電4品目(テレビ、洗濯機、エアコン、冷蔵庫)、パソコン、車・バイク、バッテリー、農機具、消火器、LPガスボンベ、中身が入った灯油缶、塗料缶,廃油(ガソリン・エンジンオイル)、ピアノ、農薬、トナーなど
これらのゴミは、クリーンセンターでは一切受け入れてくれません。
じゃあどうするのかと言うと、基本的に購入元に依頼して回収していただくことになります。例えば、家電4品目なら購入した電気店、もしくはベスト電器へ、LPガスボンベなら設置してくれている業者へ、といった具合です。
この中でも農薬がもっとも厄介です。農薬はJAが回収していますが、回収できる期間が決まっている(1年に1回、2年に1回など)ので、遺品整理のタイミングと合わなければ処分することができないんです。しかも処分料はバリ高!
また、農薬に限らず、業者によっては「希望の日時に対応してくれない!」というケースもよくありますので、上記のゴミが出る場合は、ある程度時間がかかることを念頭に遺品整理を進めてくださいね。
無料、格安引き取り可能な業者一覧
受け入れできないゴミがある話をしましたが、じゃあどこで処分すればいいの?という話になりますよね。品目によっては無料・格安で引き取ってくれる業者もあります。以下に一覧にしてみました。
品目 | 引き取り可能業者 | 備考 |
パソコン | インバースネット パソコン市場 |
ブラウン管モニターは対象外 |
廃油(ガソリン・灯油など) バッテリー |
最寄りのガソリンスタンド | すべてのガソリンスタンドが対応しているわけではないので、まずは問合せてみましょう。格安で引き取ってもらえます。 |
ピアノ | 九州ピアノセンター | ピアノは処分ではなく買い取ってもらいましょう。 |
消化器 | 消化器リサイクル推進センター | ここに相談すると、最寄りの引取業者を紹介してくれます。引き取りには1本1,000円~2,000円ほどかかります。 |
廃タイヤ | タイヤチップセンター | タイヤを格安で回収してくれる業者です。 |
遺品整理で出る可能性のあるものを列挙しましたが、「これってどうなの?」というものがありましたら、弊社(アークサービス)にご相談いただければお得な処分方法をお教えします。
粗大ごみは福岡市に相談しよう
遺品整理で必ず出てくるものに、ソファやタンスといった粗大ごみがあります。粗大ごみは福岡市が運営する「粗大ごみ受付センター」へ相談すれば、格安で処分することができます。
大きさにより料金が異なりますが、ひとつあたり300円/500円/1000円で取りに来てくれます。
どんなものを回収してくれるのかは、福岡市粗大ごみ受付品目一覧をご覧ください。かかる料金まで掲載してあります。
とても安く処分できる福岡市の回収サービスですが、こちらのサービスは部屋から粗大ごみを持ち出してはくれません。所定の場所に、ご自身で出しておく必要があるんです。
一応、持ち出しサービスも有るにはあるのですが、利用できるのが「65歳以上の高齢者」「障碍者」「妊娠しているなど事情がある方」となっており、誰でも利用できるわけではないのです。
このあたりは協力してくれる人の有無で変わってくると思います。一人で遺品整理しなければいけない場合は、専門の業者を利用したほうがいいでしょう。(一人での粗大ごみ搬出は危険です)
また、実際に回収に来てくれるのは、およそ1週間後になります。急いでいたり、時間が限られている場合には、利用しづらいサービスです。
まとめ
ここでは福岡市内で極力お金を使わず遺品整理する方法をまとめてみましたがお役に立てたでしょうか?
ちなみに、、、遺品整理業者である弊社が、なぜこのような商売にならない情報を公開したかと言うと、「お金に余裕がなく、業者に頼みたいけど頼めず困っている」方からご相談をいただくことが多いからです。
事情により遺品整理にお金をかけられない方は少なくありません。
弊社も赤字になるような仕事はできませんのでお断りせざるを得ないのですが、やはり心苦しいですし、「その後どうされたのかな?」と気になってしまうんですね。
そんな方のお役に立ちたいと思いまとめてみました。参考にしていただくとうれしいです。